【給与明細の控除って?】
投稿日:2022年10月25日(当記事の内容は投稿日時点のものです。)
給与について、「額面」や「手取り」といった言葉を聞くことがあるかと思いますが、皆さんはこの違いはご存じでしょうか?「額面」とは会社から支払われる給与総額のことで「総支給金額」の欄に記載されている金額のことです。「手取り」とは社会保険料や所得税が差し引かれた(控除された)後の金額をさし、実際に給与口座に振り込まれる金額のことです。なんとなく見ている給与明細書だけど、いろいろと控除されているものがあるなぁと感じている人もいるかもしれません。今回はこの毎月の給与から差し引かれている「控除」について解説します。
下記、給与から控除されている項目になります。
これらは法律で控除することが定められたもの(法定控除)で、一定の要件に基づいて、控除が義務づけられているため、本人が嫌だから控除を止めてほしいといって、止めることはできません。また、保険料を払うだけで損をしていると感じる人もいるかもしれませんが、自分が受け取れる給付があるという面にも目を向けていただくと自分が納めている保険料の意味がわかります。下記に社会保険それぞれの給付の詳細が載っているページのURLをご紹介します。こんな給付があったの?と初めて知る給付もあるかもしれません。
≪年金の給付≫
https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kyufu.html
≪健康保険の給付≫
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/
※上記は協会けんぽの給付です。健康保険の給付は組合の場合はまた異なるケースがあります。
≪雇用保険の給付≫
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134526.html
≪介護保険の給付≫
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/
また、税金については、私たちの医療費や年金に使われたり、生活や安全を守るために警察や消防費、ごみ処理費用などに使われたりと公共サービスに役立てられています。
私たちは気づいていないところでさまざまな恩恵を受けています。自分が支払ったもの(給与から控除されているもの)がどのような使われ方をするのか考えてみると給与明細の控除も別の視点で見ることができて、面白いかもしれません。